シュトーレンというお菓子をご存じですか?シュトーレンは長期保存ができる、ドイツの伝統的なクリスマス菓子です。じっくり熟成させて少しずつスライスして食べるのがクリスマスまでの習慣で、準備期間を楽しむためのお菓子でもあるのです。時間の経過とともに風味が増し、味わいの変化も楽しむことができます。本日はオーガニックの白いちじくとレーズンをたっぷり使って、憧れのシュトーレンを作ってみましたので、レシピをご紹介します。
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▶ シュトーレンってどんなお菓子なの?
・ドイツの伝統的なクリスマス菓子「シュトーレン」誕生の歴史
・シュトーレンの特徴は?
シュトーレンってどんなお菓子なの?
ドイツの伝統的なクリスマス菓子「シュトーレン」誕生の歴史
ドイツのザクセン地方で初めて作られたとされています。
シュトーレンは、当初はクリスマス前の準備期間中に食べるシンプルなパンのようなものでした。食事制限期間に適したものとして作られており、15世紀後半にローマ教皇によってバターの使用が許可されると、シンプルだったレシピが劇的に変わり、時を経るにつれ、現在のようなリッチで風味豊かなクリスマス菓子へと進化しました。
また、シュトーレンの形はおくるみに包まれた赤ちゃんのイエス・キリストを表しているといわれており、宗教的なシンボリズムも、クリスマスを象徴するお菓子となった一因でもあるようです。
ドイツ国内で最も伝統的なものとされているのは、ドレスデンのシュトーレン。ドレスデンでは毎年「シュトーレン祭り」が開かれ、巨大なシュトーレンが作られて祝われています。
シュトーレンの特徴は?
ドライフルーツやナッツがたっぷり入った発酵生地を使用しています。
シュトーレンの特徴は、ドライフルーツやナッツ、マジパン(アーモンドペースト)がたっぷり入った発酵生地を使用していることです。焼き上がった後にバターをたっぷり塗り、粉砂糖をまぶすことで、外はしっとり、中はしっかりした食感になります。長期間保存可能で風味豊かな味わいが楽しめます。
有機白いちじくとレーズンを使って「シュトーレン」を作ってみた
はじめてのシュトーレンレシピ
(分量:1本分)
材料
(中種)
・準強力粉…50g
・インスタントドライイースト(耐糖性)…3g
・牛乳…40ml
(本ごね)
・準強力粉…100g
・グラニュー糖…20g
・塩…2g
・皮無しアーモンドプードル…20g
・シナモンパウダー…小さじ1/2
・カルダモンパウダー…小さじ1/4
・無塩バター…50g
・シナモンパウダー…小さじ1/2
・カルダモンパウダー…小さじ1/4
・オーガニックレーズンミックス(100g)
・オーガニックドライいちじく(100g)
・皮付アーモンドホール(10g)
・くるみ(10g)
(仕上げ)
・無塩バター…60g
・微粒子グラニュー糖…50g
・粉砂糖…50g
作り方
1.中種をつくる
35℃程度に温めた牛乳のなかにインスタントドライイーストを振り入れて2~3分間待ち、かき混ぜて溶かす。
2.
ボウルに中種用の材料(準強力粉、ドライイースト、牛乳)を入れて混ぜる。生地がなめらかになり、まとまるまで5分ほどこねる。生地を丸くまとめてラップをして、30度くらいの温度で約30分ほど発酵させる。
3.本ごねをする
中種の発酵が残り10分ほどになったら、ボウルにバターを入れホイッパーでクリーム状にする。
4.
グラニュー糖と塩を入れ白っぽくなるまで混ぜ、卵を少しずつ加えて混ぜる。
5.
アーモンドプードルを入れてゴムベラで切るように混ぜ、粉類(準強力粉、シナモン、カルダモン)を入れて混ぜる。
6.
粉気がなくなったら、中種をちぎって入れ、ひとまとまりになるまでこねる。
7.
生地がひとまとまりになったら台の上に出し、中種が完全に混ざるまでこねる。
8.
ナッツ類、ドライフルーツを生地にのせて、たたむ。この作業を繰り返し、具材が全部生地に入ったら、手でもみこむようにしながら混ぜ込む。
9.
まんべんなく混ざったら丸くまとめてボウルに入れ、28度くらいの温度で30分ほど発酵させる。発酵後は、少しふっくらします。
10.
打ち粉を振った台の上に生地を出し、2等分にし、丸くまとめる。乾燥しないように濡れ布巾をかけて約10分休ませる。
11.成形する
生地をめん棒で楕円形に伸ばす。
手前を短く奥側を長く折りたたみ、重なりをずらし奥側から二つ折りにする。
12.
オーブンシートを敷いた天板の上に乗せ、28度くらいの温度で約30分発酵させる。
13.
180度に予熱したオーブンで30~40分焼く。
14.
焼成後すぐ、刷毛で溶かしバターを表面に塗る。底面にも塗ります。溶かしバターを何度も重ねるように、たっぷりと塗る。
15.
上からグラニュー糖をかけ、底面も含め全体にまぶします。
18.
完全に冷めたら、粉糖をたっぷりとふりかけます。
下にラップを広げてふりかけると、やりやすいです。
ラップでぴったりと堤、冷蔵庫で寝かせます。
2、3日すると味がなじんできます。
いかがでしたでしょうか。
シュトーレンは薄く切って少しずつ食べるのですが、端ではなく真ん中から切るのが正しい切り方です。真ん中からスライスして、切り口をあわせるようにして保管すると長持ちするので、お試しください。
薄く切った一切れでも、十分満足する甘さです。
シュガーレスの温かい飲み物と一緒にお召し上がりいただきながら、クリスマスまでを楽しみにお過ごしくださいませ♪
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