ズワイガニとタラバガニの違いとは?その違いとおいしさを比較!

ズワイガニとタラバガニの違いとは?その違いとおいしさを比較!

カニといってまっさきに名前が上がるズワイガニとタラバガニですが、この2つは分類が違うことをご存知でしょうか。

この記事ではズワイガニとタラバガニ、それぞれの特徴や味わいの違い、おいしい食べ方についてご紹介します。

ズワイガニとタラバガニ、何が違うの?

カニしゃぶやカニ鍋などで良く出てくるズワイガニと、焼きガニなどで出てくるタラバガニは、実は生物学的な分類上、種類が違うことをご存知でしょうか。

ズワイガニはカニの仲間として分類されますが、タラバガニは実はヤドカリの仲間なのです。

タラバガニをよく見ると、脚の本数が4対8本と、脚の本数がズワイガニの5対10本よりも2本多いことがわかります。

実際には、どちらも十脚目でタラバガニにも足は5対10本ありますが、外に出ているのが4対8本だけで、もう1対は甲羅に隠れています。

また、ヤドカリの仲間は殻に入りやすいように、腹部がねじれた形をしているのですが、タラバガニも腹部が右にねじれています。

さらに、カニは横方向にしか歩くことが出来ませんが、タラバガニはヤドカリの仲間なので縦方向にも歩くことが出来ます。

カニと同じような形をしているのでタラバガニと呼ばれていますが、分類上違うことを覚えておくと良いでしょう。

ズワイガニとタラバガニ、それぞれの特徴とは

生物学的な分類はさておき、ズワイガニとタラバガニは住んでいるところや寿命なども違います。

ここではそれぞれの特徴について解説します。

ズワイガニ

ズワイガニは「カニの女王」とも呼ばれるほど上品な味わいを持つことで知られ、とれる場所によって呼び名も変わります。

例えば、山陰地方で水揚げされるものは「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」と呼ばれ、オスとメスでも呼び名が違ったりします。

ズワイガニが住んでいるのは、日本では山口県以東の日本海側や、太平洋側であれば茨城県以北になります。

さらに日本以外では、オホーツク海沿岸や北大西洋、ベーリング海などに広く生息しています。

また、ズワイガニが生息するのは水深200メートル以上の深海で、水温は0度程度と、かなり水温が低い場所を好むため、寒流の流れる海域や緯度の高い北国の海で多く水揚げされます。

ズワイガニの大きさは、オスで大きなものになると、足を広げたときの大きさが70センチほどにもなり、甲羅は最大で14センチほどの大きさに育ちます。

寿命は13年ほどで、その間何度も脱皮を繰り返しながら大きくなっていきます。

オスのズワイガニは脱皮を繰り返しながら大きく育ちますが、メスは卵を持つようになると脱皮をしなくなるため、オスよりも体が小さく、半分程度しかないのもその特徴のひとつです。

小さなメスのズワイガニは「セコガニ」や「香箱ガニ」などと呼ばれ、限られた期間しかとることが出来ないため、とても貴重なものとなっています。

タラバガニ

ズワイガニが「カニの女王」と呼ばれるのに対して、タラバガニは「カニの王様」と呼ばれています。

分類上はヤドカリですが、ズワイガニとはまた違った味わいを持ち、大きくて食べごたえがあることで人気があります。

タラバガニが生息しているのは樺太やオホーツク海、ベーリング海やアラスカ沿岸ですが、日本でも日本海に生息しています。

水温10度以下の深海に住み、オスの寿命は30年と、ズワイガニの13年に比べると倍以上長生きします。

タラバガニはズワイガニよりもかなり大きく、足を広げると全長が1メートルを越えるものも少なくありません。

甲羅の大きさも30センチ近い大きさで、何よりその大きさに圧倒されます。

脚もズワイガニに比べるとずっと太く、そのボリューム感が満足感につながるカニだといっていいでしょう。

ズワイガニとタラバガニ、どちらがおいしい?

さて、カニの女王と呼ばれるズワイガニと、カニの王様と呼ばれるタラバガニですが、どちらがおいしいでしょうか。

結論から言ってしまうと、それぞれに個性があり、両方とも違ったおいしさが楽しめるため、甲乙つけがたいといったところでしょう。

ここでは、ズワイガニとタラバガニそれぞれの味わいの差や、おいしく食べるための料理法について解説します。

ズワイガニ

ズワイガニの味の特徴は、身がやわらかく繊維が繊細で、ふくよかな甘みと濃厚な旨みがあるのが特徴です。

食べるときにも醤油などは必要なく、茹でたものをそのまま頂くのであれば、淡い味付けのカニ酢があれば、ズワイガニ特有の身の甘みを引き立ててくれるため、十分おいしくいただけます。

ズワイガニは、茹でたものをそのまま頂くのもいいですが、よく年末年始などの食卓にのぼる、カニしゃぶやカニ鍋にしてもおいしく食べることが出来ます。

また、お刺身や天ぷら、焼きガニなどにしてもおいしく、他には茶碗蒸しに入れたり、寿司ネタにしたりと、どんな料理にしてもその豊かな味わいを楽しむことが出来ます。

また、タラバガニと違ってカニ味噌が楽しめるのもズワイガニの良いところです。

カニ味噌は濃厚な味わいで、甲羅焼きなどにして日本酒と合わせると最高の相性を楽しむことが出来ます。

1匹まるごとさまざまな食べ方で楽しめるのが、ズワイガニの魅力だと言えるでしょう。

タラバガニ

タラバガニの魅力はズワイガニとはちょっと違っています。

ズワイガニに比べてとても大きく、太い脚を持っているので、そのボリューム感が魅力のひとつでもあります。

脚の身はエビのようにぷりぷりとした食感で、ズワイガニよりもあっさりとした淡白な味わいなのが特徴です。

ズワイガニと同様に、茹でたものにカニ酢をつけて食べたり、カニ鍋などにしてもおいしいですが、焼きガニやバター焼きなどで、そのぷりぷりとした大きな身に、かぶりつくように食べるのがおすすめです。

また、タラバガニにもズワイガニと同じようにカニ味噌はあるのですが、量が非常に少ないことと、茹でても固まらない性質があるため、茹でる段階で流れ出てしまうことがほとんどです。

たとえば中に少し残っていても、ズワイガニのようにおいしいものではないため、タラバガニの場合はカニ味噌を重視する人はあまりいないのが実情です。

ぷりぷりとした脚の身を口いっぱいに頬張りながら楽しむのがタラバガニの醍醐味だと言えるでしょう。

 

ズワイガニとタラバガニ、それぞれの味わいに合う料理にして、そのおいしさを楽しみたいですね。

ズワイガニやタラバガニのさばき方とは

たとえば魚屋さんやカニの名産地などでまるごとのズワイガニやタラバガニを購入したら、自宅でさばかなければなりません。

少し大変ですが、おいしいカニを楽しむための第一歩でもあるので、きちんと下ごしらえができるようになりましょう。

ズワイガニのさばき方

【用意するもの】

出刃包丁

キッチンバサミ

スプーン

【手順1】脚と胴体を甲羅から外す

まず、ズワイガニを裏返して身の下の方にある「ふんどし」の部分を手でちぎります。

左右にある脚を両側から手で包むようにして持ち、身の内側に向かってふたつに折り曲げるようにします。

すると、胴体の部分が半分に割れるので甲羅からきれいに外すことが出来ます。

【手順2】いらない部分を捨て、カニ味噌を出す

脚の根元部分から胴体の身の上についているガニ(エラ)の部分を取ります。

ガニは手でちぎって外せるので、すべてきれいに取ってしまいましょう。

はずれた甲羅にはカニ味噌がたっぷり詰まっているので、スプーンなどを使って器に取り出しておきます。

【手順3】脚と胴体を分け、脚をさばく

胴体と脚をつなぐ、脚の関節のやわらかいところに包丁かキッチンバサミを入れてすべて切り落とします。

脚の内側に包丁で縦に切り目を入れ、左右に手で開きます。

ハサミの部分も同様に切り目を入れます。

胴体は横2等分にしてから縦に割り、全部で4等分にします。

タラバガニのさばき方

【用意するもの】

出刃包丁

キッチンバサミ

軍手

【手順1】タラバガニの脚を切り落とし、ふんどしを取る

ズワイガニと同様に脚の付け根のやわらかいところにキッチンばさみを入れて切り落とします。

甲羅の部分をひっくり返し、下の方にあるふんどしを手でちぎります。

【手順2】甲羅を外してガニ(エラ)を取る

ふんどしを外すと穴ができるので、そこに親指を入れて甲羅を外します。

外した身の両側にガニ(エラ)がついているので、手で取り除きます。

【手順3】脚と身をさばく

脚は関節に包丁を入れて2等分に切り分けます。

脚の裏側(棘が少なく白いやわらかい面)からキッチンばさみを入れて、反対側からも切り目を入れ、脚の殻を外します。

身は縦半分に包丁を入れ、足がついていた部分を1本分ずつ、キッチンばさみを入れてバラバラにします。

バラバラにしたものをさらにキッチンバサミで半分に分け、身を取り出しやすくします。

ズワイガニもカット済みのものなら簡単!

ここまでさばき方をご紹介したように、ズワイガニはまるごとの状態で買うと、さばくのにとても手間がかかります。

おいしいズワイガニをすぐにおいしく食べたい方におすすめなのが、カット済みのズワイガニです。

まるでカニ料理専門店で出てくるズワイガニのように、脚の部分や身がカットされているので、ハサミや包丁を使ってさばく必要はありません。

カニの殻のところに箸を入れればするんと身が出てくるので、あとはおいしく食べるだけです。

ズワイガニのおいしさをすぐに味わうことができるのでご家庭で食べるのならカット済みのものを購入するのがおすすめです。

包丁やハサミは不要!面倒な殻むきなしの大五グルメセレクション生ズワイガニ

大五グルメセレクションの生ズワイガニは、もちろんカット済みの状態です。

そのため、殻むきのストレスは一切なく、小さなお子さんでも安心して簡単にズワイガニを食べられるようになっています。

しかも、解凍してお刺身で食べられるほどの抜群の鮮度で届くので、ズワイガニの上品な甘みととろけるような舌触りを楽しむこともできます。

こだわり抜いたズワイガニだから、絶対の自信を持っておすすめ!

大五グルメセレクションのズワイガニは、さまざまな条件をこだわり抜いて選んだものです。

そのほんの一部をご紹介します。

オホーツク海のマガダン海域でとれたズワイガニのみをお届け!

北海道の北にあるオホーツク海は良質なズワイガニのとれる場所としても知られていますが、大五グルメセレクションでは、その中でも北部にあるマガダン海域でとれたものに限定し、お届けしています。

マガダン沖の海域は、ズワイガニのエサとなる生物がとても豊富な場所で、味、身質が良いため、カニ業界では非常に人気の高い漁場です。

マガダン海域のズワイガニは、豊かな海に育まれた、たくさんの良質なプランクトンを食べて大きく育ちます。

そのため、型が大きいだけでなく、甘みのある身がぎっしりと詰まったズワイガニになるのです。

特大サイズで身入りのいいズワイガニだけだからハズレなし!

ズワイガニを買ってみたものの、大きさの割に身がスカスカでがっかりしたことはありませんか?

大五グルメセレクションのズワイガニならその点は折り紙付きです。

ズワイガニのサイズは800g以上の特大サイズだけを扱い、身入り率80%以上のズワイガニのみを厳選してお届けしているので、身がぎっしり詰まっています。

甘みと旨みがぎゅっと詰まった身入りのいいズワイガニを存分にお楽しみいただけます。

ズワイガニを捕獲したら即急速凍結!おいしさを逃しません!

マガダン海域でとれる充実した身のズワイガニは、とれたその場でマイナス40度の冷風を利用して急速凍結します。

そのため、とれたときのそのままのおいしさや鮮度をキープすることが出来ます。

冷風で凍結させるメリットは、塩水(ブライン液)を使わないので、カニの身がしょっぱくならず、ズワイガニ本来の味をお楽しみいただけます。

さらに、ズワイガニが冷凍庫の中で乾燥してしまうことがないように、ズワイガニの表面に氷の膜を作ることで乾燥を防ぐ工夫もしています。

あえて殻を残すことで風味豊かなダシも味わえる!

大五グルメセレクションのズワイガニは、よくあるカニしゃぶ用などのズワイガニのように、殻をすべて取ってしまわず、半分殻を残してカットしてあります。

これは、殻に含まれる旨み成分が豊富だと知っているから。

カニ鍋にした時に汁に出る、ズワイガニのダシを使った締めの雑炊やラーメンもひと味違う、良質のズワイガニならではのおいしさが楽しめます。

殻付きだからバーベキューもおすすめ!

アウトドアシーズンには焼きガニもおすすめです。

半分殻が残っているので、炭火焼することで焼きガニも味わえます。

カニの香ばしい匂いが漂い汁が溢れバーベキューでも取り合いになること間違いなしです。

お刺身で、カニしゃぶやカニ鍋で、さらには締めの雑炊やラーメンまで、極上のズワイガニをまるごと味わうことができる大五グルメセレクションの生ズワイガニセットを、ぜひご賞味ください。

ご満足いただけること間違いなしです!

大五グルメセレクションのズワイガニはこちら

 

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