
「玉露ってよく聞くけど、煎茶と何が違うの?」
同じ緑茶でも、煎茶と玉露は味わいがまったく異なります。その差を生むのは、たったひとつの違いです。茶葉が育つ間、太陽の光を浴び続けたかどうか。 この一点が、栽培・製法・淹れ方・価格にいたるまで、あらゆる違いを生み出しています。
この記事では、煎茶と玉露の具体的な違い(栽培・味・価格)、玉露があれほど甘くなる理由、玉露の正しい淹れ方と煎茶との違いを整理していきます。


日本に44人しかいない
日本茶鑑定士が在籍。
その専門知見をもとに
本内容を監修しています。


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煎茶と玉露の違い|一覧で比較してみる
| 煎茶 | 玉露 | |
|---|---|---|
| 栽培方法 | 日光をそのまま 浴びて育てる(露地栽培) | 収穫前の約20日間 日光を遮って育てる(覆い下栽培) |
| うまみ成分 | テアニン(アミノ酸)が 適度に含まれる | テアニンが豊富 (日光を遮ることで増加) |
| 渋み成分 | カテキンが多め (日光で生成される) | カテキンが少ない (日光が当たらないため) |
| 味わい | すっきりした渋みと 旨みのバランス | 深い甘みと濃厚なうまみ 渋みはほとんどない |
| 香り | さわやかで清涼感のある 青々しい香り | 独特の甘く深い 「覆い香(おおいか)」 |
| 最適な湯温 | 60〜80℃ | 50℃前後 (非常に低温) |
| 価格帯 | 日常〜贈り物まで幅広い | 一般的に煎茶より高価 |
玉露が甘い理由|覆い下栽培の仕組み

玉露の最大の特徴である深い甘みとうまみは、「覆い下栽培」という独特の栽培方法から生まれます。
茶の木は、日光を受けると光合成によって旨み成分のテアニンを渋み成分のカテキンへと変換していきます。収穫前の約20日間、日光を遮断することでこの変換を止め、テアニンを豊富に保ったまま収穫できるのです。
遮光にはよしずや藁、黒い遮光ネットなどを茶園全体に被せる方法が用いられます。手間とコストがかかるぶん、玉露が煎茶より高価になるのはこのためです。
さらに、日光を遮ることで**「覆い香(おおいか)」**と呼ばれる独特の甘い香りが生まれます。海苔を思わせるような深みのある風味で、これは玉露だけが持つ個性です。
煎茶と玉露|美味しく飲むための淹れ方の違い

煎茶と玉露では、おいしく淹れるための条件が大きく異なります。
なかでも最も重要なのがお湯の温度です。
| 煎茶(並・上) | 玉露 | |
|---|---|---|
| 茶葉の量 | 2〜3g (1人分) | 3g (1人分) |
| お湯の量 | 100〜120ml | 30ml前後 |
| 湯温 | 60〜80℃ | 50℃前後 |
| 浸出時間 | 20〜40秒 | 1分半〜2分 |
玉露を高温で淹れてしまうと、せっかくのテアニン(甘み・旨み)よりもカフェイン(苦み)やカテキン(渋み)が溶け出しやすくなり、味のバランスが崩れてしまいます。
50℃という低い温度は、ポットから湯のみに1〜2回お湯を移すだけで自然に整います。
お湯の量が非常に少ない分、一口ごとにじっくりと向き合う——玉露はそういう「小さな贅沢」として楽しむお茶です。
煎茶と玉露|どちらを選ぶべき?

煎茶と玉露はそれぞれに異なる魅力があります。
日常のお茶として気軽に飲むか、特別なひとときに向き合うかで、自然と選び方が変わってくるはずです。
| 煎茶 | 玉露 | |
|---|---|---|
| 毎日の食卓や 仕事のお供に | ||
| ゆっくり味わいたい 特別な時間に | ||
| 大切な方へのお土産 贈り物に | ||
| お茶の世界を もっと知りたい方に |
煎茶は毎日の食卓や仕事のお供として、飲み飽きないバランスの良さが魅力です。
一方、玉露はゆっくり味わいたい特別なひとときや、大切な方への贈り物にぴったり。格のある一品として喜ばれるだけでなく、他の緑茶とは一線を画す深い甘みと覆い香は、お茶の世界をもっと深く知りたい方にも新鮮な体験をもたらしてくれます。煎茶との飲み比べなど、お茶の奥深さをぜひ体験してみてください。
まとめ|目的に応じて選ぶのがポイント
- 煎茶と玉露の最大の違いは**「日光を遮るかどうか」**という栽培方法にある
- 玉露は覆い下栽培によってテアニン(旨み・甘み)が豊富に残り、渋みが少ない
- 玉露は50℃前後の低温・少量のお湯でじっくり淹れるのが美味しく飲むポイント
- 日常使いには煎茶、特別なひとときや贈り物には玉露が向いている
重要なのは優劣ではなく、「シーンに合わせて選ぶこと」。
その場面に応じて使い分けることで、お茶の楽しみ方はぐっと広がります。
▼ 煎茶の種類・製法・淹れ方など、もっと詳しく知りたい方はコチラの記事をご参照ください。

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( ´,,•ω•,,)_🍵~♡お茶どうぞ
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